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炎症についての概要

炎症は損傷あるいは感染に対して体内の組織が起こす免疫応答であり、自然免疫における一つの重要な要素である。炎症の過程は生理的な反応を変化させる分子および細胞のシグナルのカスケード(連鎖)によるもので、結果としてよく見られる臨床的な症状である痛み、浮腫、発熱および発赤へと移行する(1,2)。損傷した箇所では細胞はシグナル分子を放出し、それは患部に様々な変化、すなわち血管拡張、血流の増加、血管拡張、抗体のようなタンパク質を含んだ液体の滲出、および顆粒球、単球、リンパ球を含むいくつかの異なるタイプの白血球の遊走を起こさせる(3)。好中球は損傷した部位に最初に見られる白血球である。これらの細胞は侵入してきた微生物の貪食と、スーパーオキシドラジカル、次亜塩素酸塩、ヒドロキシルラジカルのような非選択的な毒での殺菌を行う、これら活性酸素種 (ROS) は病原体と同様に近傍の細胞が病的であっても健全に見える状態であっても殺すものである。好中球はまたディフェンシン、カテリシジンおよび鉄結合タンパク質のような抗菌性ペプチドをファゴソームに放出することによってさらなる殺菌能を呈する(4)。好中球はまた、インターロイキン(IL)-1、IL-6 腫瘍壊死因子(TNF)-アルファ、ガンマインターフェロン(INF-gamma) その他のサイトカインを放出する。このような炎症誘発性のサイトカインは肝臓のさまざまな急性期タンパク質合成誘発と同時に全身炎症反応を誘発させる(たとえば 発熱、ロイコサイトシス―白血球数の増加)(5)

急性の炎症は損傷あるいは感染に伴う体の防御と回復の自然な過程である。しかしながら、その様な原因により起った炎症が長期にわたる強固なものならば、その炎症は慢性化する。慢性的な炎症はウイルスあるいは微生物感染や環境にある抗原(例えば、花粉)、自己免疫反応、あるいは持続的な炎症性分子の活性化による。慢性の炎症の初期は単球および長寿命のマクロファージを介して起こる(3) 、この、マクロファージは、単球がマクロファージに成熟し、一旦血流から出て組織中に入る。マクロファージは微生物や老化した細胞を飲み込み消化する(6)。それらは、IL-1、TNF-アルファおよびブロスタグランジンを含む、いくつかの異なる化学伝達物質を放出し、炎症誘発性作用を永続化する。次の段階ではリンパ球を含む他の細胞が罹患組織に侵入する、T リンパ球はウイルスに感染した細胞を殺すそしてB リンパ球は侵入した微生物を破壊するために標的に対して特異的な抗体を作る(3)

マクロファージや他の白血球が放出するROSおよびプロテアーゼは炎症の原因を破壊する、ところが、自身の組織も結果として傷害してしまい、ときとして慢性的な炎症を生じる。慢性的な炎症では、損傷した組織は同じ型の細胞あるいは線維性結合組織と入れ替わることで修復される。もうひとつの慢性な炎症の重要な特徴は局所的なアンジオジェネシス(新しい血管が形成されること, 血管新生)である(7)。場合によっては、体が組織の損傷から回復できず、そして炎症のカスケードが継続する。慢性の炎症は異常でかつ体にとって有益でない、実際持続的な炎症はいくつかの疾病の状況に関与している。

喘息、クローン病、関節リューマチ、リューマチ性多発性筋痛症、腱炎、滑液胞炎、喉頭炎、歯肉炎、胃炎、耳炎、セリアック病、憩室炎および炎症性大腸炎が含まれるいくつかのヒトの疾病は事実上炎症性のものである。さらに、いくつかの慢性疾病、すなわちアテローム性動脈硬化症、肥満、糖尿病、ガンおよびアルツハイマー病も恐らくは炎症性の構成要素を含んでいる。その根本的な生化学的機構については、これらの疾病のいくつかのものはわかっていない、そして疾病の発症にかかわる炎症の役割は目下研究中である。

栄養の役割

ヒトにとって食餌は体内での炎症反応に影響をおよぼす、そこで様々な食餌の成分が炎症に果たす役割を次に述べる。医学における炎症のバイオマーカー(生物指標化合物)は食餌の成分が炎症におよぼす影響の研究に用いられる。C-反応性タンパク質(CRP)は、急性期タンパク質の一つであり、 心臓病に関わる炎症および一般的な炎症の主要な医学的なバイオマーカーの一つである。他の一般的な炎症の指標は赤血球沈降速度(ESR)、白血球数の上昇と低アルブミンがある。

しかしながらこれらの試験は非特異的で、異常な結果は炎症と関係ないこともある。さまざまなサイトカインおよび接着分子は医療で用いることは一般的ではない、なぜならそれらは炎症の原因として同定されておらず、それらはむしろ科学的な研究によく用いられる(3, 8, 9) 。炎症のバイオマーカーのいくつかを下表に示す(10)

表1 炎症のバイオマーカー
急性期タンパク質 (CRP, SAA, vWF 抗原, フィブリノーゲン)
白血球数, ESR, アルブミン
サイトカイン類 (IL-1 beta, IL-6, IL-18, TNF-alpha)
接着分子 (E-セレクチン, P-セレクチン, ICAM-1, VCAM-1)
略語: CRP, C-反応性タンパク質; ESR, 赤血球沈降速度; ICAM-1, 細胞間接着分子-1; IL, interleukin; SAA, 血清アミロイドA タンパク質; VCAM-1, 血管細胞接着分子-1; vWF, ヴォン・ヴィレブランド因子

付け加えれば特定の食餌による要因と、健康的な体重を達成し維持することは慢性の炎症性疾病を予防することに非常に大切である。例としてはCRP の上昇は肥満と関連していて、体重が減少するとCRP の値が減少する(11)。肥満と腹部の肥満(内臓肥満ともいわれている)は炎症に関わる疾病、すなわち心臓血管疾患、2型糖尿病、およびメタボリックシンドロームのリスク要因である(12, 13)。これらの疾病の原因は完全にはわかっていない、そして、これらの発症に対する炎症の役割は目下のところ研究中である。例えば、脂肪組織は炎症因子(アディプロカイン あるいはアディポカインとして知られている)を分泌し、そして肥満はマクロファージの脂肪組織への侵入に関連する(14, 15)、しかしながら、実際のところ肥満の病原性に炎症がどのように関わっているかは現在は不明である。

食餌性の脂肪とコレステロール

疫学研究により、一般的に飽和脂肪とトランス脂肪含有量が高い食餌は炎症誘性の性質があることを見出してきた(総説、16) 。対して、いくつかの研究は、高濃度のモノ不飽和脂肪酸を含む地中海スタイルの食餌を摂り続けることは炎症の減少に効果的であろうことを見出した(17, 18)。 地中海スタイルの食餌はオリーブオイル、野菜と果物、ナッツ、豆、魚、全粒粉、および中程度のアルコールの摂取に重きを置いている。これらの食品群のいくつかは必須脂肪酸の源であり、それは炎症の過程に関与している。オメガ−3 系の脂肪酸(すなわち、アルファ-リノレン酸 (ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、およびドコサヘキサエン酸(DHA))の高濃度の摂取は概して炎症のバイオマーカーの減少に関与する(19)。ALA を豊富に含む食物の材料は、亜麻類の種とそれらの油、クルミ類とそれらの油、菜種油。EPA とDHA は魚類と魚油(必須脂肪酸の原料の章参照)。西洋式の食餌のオメガ-6 系とオメガ-3 系の脂肪酸の比率は15~20:1、しかしヒトはオメガ-6 系とオメガ-3 系の脂肪酸の比率が1:1 の食餌とともに進化してきたと推定されている(20)。この比率を低下させることは多分西洋の社会での様々な炎症状態の有病率と重大さを低減させるようである(さらなる食餌性の脂肪に関する情報は、微量栄養センターの文書、必須脂肪酸、およびリサーチ−ニュースレターの、What’s Good About Dietary Fat? を参照) (21)

低コレステロール食もまたおそらく体内での炎症を減少させる。ある研究によれば、高コレステロール食(一日に卵4個を4週間)は細身(BMI<27.5 kg/m2) でかつインスリン感受性の被験者のCRP および血中アミロイドA、2つの炎症マーカーを増加させた、しかし細身でなくかつインスリン抵抗性あるいは肥満の被験者(BMI>7.5 kg/m2)ではこれが見られず、これら2グループはベースライン時のCRP とSAA の値が高かった。初期の高コレステロール血症患者に対する8週間の介入研究では、低コレステロール(< 200 mg/day)と低飽和脂肪酸(食餌の脂肪の5%)はともに、CRP 値の減少を根拠とした、炎症の低減に関連付けられた(23)

食餌性炭水化物

高血糖症は様々な機構を通じて炎症を引き起こすことができる、それは結果として生成されるフリーラジカルと炎症誘発性のサイトカインによる(19, 24)。それゆえ、高グリセミックインデックスと血糖負荷の食餌は炎症を誘起するであろう。グリセミックインデックスは様々な食品での炭水化物の血中のブドウ糖を上昇させる能力でのことを示す。さらに正確な食餌性の炭水化物の指標は相対的な血糖応答である、しかし、これはグリセミック負荷指数である。

グリセミック負荷指数はグリセミックインデックスで明確にされた相対的な糖質の質によって成立している。

高グリセミックインデックスの食餌を摂取すると低グリセミックインデックスの食品を摂取したのにくらべ、血中グルコース濃度はさらに高くそして迅速に上昇する。迅速に血中のグルコース濃度が上昇することは膵臓のインスリンを分泌おこす効果を示し、それは急激なグルコース濃度の低下をひき起こし低血糖を起こす(25)。対して、低グリセミック・インデックスの食品の摂取では血中ブドウ糖は低く、持続的に増加をさせ、そして膵臓のベータ細胞でのインスリンの要求量は少なかった。

39人の過体重あるいは肥満の成人での研究は、低グリセミック・インデックス、エネルギー制限の食事を厳守することは結果として一般的な心疾患のバイオマーカーであるCRP 値だけでなく炎症全般のマーカーを48%減少させることを見出した。その研究に参加した、低脂肪、エネルギー制限の食餌をとった個人には体重の減少と身体組成の変化は同様だったにもかかわらず5% のCRP 値の減少しかおこらなかった、(27)。もう一つの小規模な研究は次のことを示した。急性の高血糖の結果は様々な炎症誘導性サイトカイン量の上昇であり、このことは耐糖能が不完全な人と健康な対照と比較すると顕著であった(24)心臓血管疾患および糖尿病のような慢性疾患の予防に係る食餌性炭水化物の役割についてのさらなる情報はGlycemic Index and Glycemic Load の章に記されている。

さらに、食物繊維の多量の摂取は炎症の要因、心臓血管疾患や2型の糖尿病を含む、から保護する作用があるだろう(Fiber の章参照)(28)

食餌性タンパク質とアミノ酸

いくつかの研究は大豆タンパク質が炎症成分による疾病を予防する見込みがあると評価している(Soy Isoflavones の記述を参照)。いくつかの臨床試験はCPR とその他の炎症のバイオマーカーにおよぼす大豆タンパク質あるいは大豆食の摂取の効果を明確に評価し、そのような研究のいくつかでは全く効果が無かったことを報告している(29-32)

 合衆国の全体の調査である第三回全国健康・栄養調査(NHANES)により収集された分析データは、アミノ酸のアルギニン高度の摂取は低CRP 値に関与する事を示した(33)。一般的なアルギニン源となるアメリカの食餌では牛肉、食鳥肉、魚、乳製品、卵および穀物が含まれる(34)。ナッツとくに通常のナッツもまた良いアルギニン源である(35, 36)。ナッツの摂取による心臓の保護効果も示されている(Nats の章を参照)。

微量栄養素

いくつかの微量栄養素は炎症性要素を持つ疾病、すなわち、心臓血管疾患、2型糖尿病、炎症性大腸炎、慢性閉塞性肺疾患、および 関節リューマチ(Disease Index 参照)に関連する。いくつかの観察研究は個々の微量栄養の食餌からの摂取あるいは血中レベルは特定の炎症のバイオマーカー、特にCRP と負の相関があることを報告している。

マグネシウム

マグネシウムの栄養要求量(RDA)より低い量を摂取していたアメリカの成人は1.48から1.75 倍のCRP 値が上昇しやすい傾向があったことが、合衆国全体の調査である全国健康・栄養調査(NHANES)1990−2000により見出された(37)。この調査では68%の被験者はマグネシウムの摂取が推奨量より低かったことが見出された(37)

ビタミンB6

特定のビタミンの状態もまたおそらく炎症の過程に影響するであろう。フラミンガム心臓研究に参加した891 人の高齢の成人でのコホート研究のデータの分析は低ビタミンB6 状態は高CRP 値と関連付けられていることを示したが、 この関係と血漿中ホモシステインは非依存的であった。この研究では、ビタミンB6 量は血漿中のピリドキサル-5’-リン酸(PLP)量として調べられた。PLP 値はそのビタミンの活性型であり、体内に長期にわたり保持される優れた指標であると考えられている(39)。さらに最近、年配のプエリトリコ人でのコホート研究で血漿中のPLP 値はCRP 値と負の相関があった(40)。血中ビタミンB6 が低いことは心臓血管疾患のリスク要因である(Vitamin B6 の章を参照)、そして恐らく関節リューマチにも関与している(41-43)。しかしながら、二重盲検法による、プラシーボ-対照試験によれば30 mg/日のピリドキシンの30日間の投与を受けた関節リューマチの33人の患者はビタミンB6 欠乏は改善した、しかし特定の炎症誘発性サイトカイン、赤血球沈降速度、CRPを含む炎症の特異的マーカーの値は改善しなかったことが報告された(44)。そのうえ、NHANES 2003-2004 は最新のビタミンB6 の RDAは少なくとも特定のサブグループ、喫煙者、黒人、年配者、に対しては妥当ではないであろうことを示した(39)

ビタミンC

抗酸化ビタミンであるビタミンC の食餌から適切な摂取もまた重要である、なぜならフリーラジカルは炎症誘発性の効果を有しているからである(45)。抗酸化効果と比較すると、抗炎症作用を有していか否かの知見は非常に少ない(46)。 3,258 名の男性(60−79 歳)参加の横断研究 British Regional Heart Study ではビタミンCの食餌による摂取と血中レベルはともにCRP 値と逆相関の関係にあったことを発見した (47)。NHANES III の14,519 人の合衆国の成人でのデータもまた高いビタミンC レベルは低いCRP の値と関連していた(48)。無作為化比較試験では健康な非喫煙者にビタミンC サプリメンテーションを2ヶ月行った結果CRP 値は高CRP 値(=1.0 mg/L; この値は心臓血管疾患の高いリスクに関与している)ではその中央値が16.7 % 低下した、これと比較してプラシーボ群が8.6% 上昇したことが見出された(49)。この試行ではCRP 値のベースラインが1.0 mg/L の閾値を超えていなければビタミンC を補うことは効果が無かったことが見出された(49)。ビタミンC と心臓血管疾患および痛風の関連につて食餌による摂取、サプリメントによる摂取、あるいは血清中の濃度についての疫学的研究がなされた。それら多くの研究結果はビタミンC はおそらく冠動脈性心疾患および痛風―炎症誘発性の疾病に対して防御的に作用するであろうことを示した(参照、Vitamin C の中のDisease prevention に詳細)。さらに、血漿と白血球の低ビタミンC 濃度は敗血症―臓器不全を引き起こす可能性がある全身の炎症と位置づけられている臨床症状の患者に観察された。

ビタミンD

いくつかの人での研究でビタミンD 不足あるいは欠乏状態はクローン病やその他の炎症性大腸炎のような様々な炎症性の疾病に関連づけられている(55-60)。ビタミンD の状態は心臓血管疾患や特定のガンとも結び付きがあるであろう(参照、ビタミンD の章)。炎症に対するビタミンD の役割は実験動物での研究により支持されている。特に、ビタミンD レセプター あるいはビタミンD 活性化酵素、25-ヒドロキシビタミンD3-1-ヒドロキシラーゼ、を欠損しているマウスは炎症への、特に胃腸の炎症に対する感受性が高まっている(61−63)

ビタミンE

ビタミンE はアルファトコフェロールの抗酸化作用により炎症の過程に影響がある(51)。アルファトコフェロールはいくつもの異なる機構によって抗炎症効果を発揮する、例えば、CRP と炎症誘発性のサイトカインを低下させるそして重要な細胞内信号伝達分子であるプロテインキナーゼC活性の阻害、およびシクロオキシゲナーゼ2のようなその他の酵素を阻害する(51, 52)。心臓血管疾患の予防と治療におけるアルファトコフェロールの情報に関してはVitamin E の別の記事を参照のこと。いくつかの動物実験による研究結果はビタミンE もまたおそらく関節リューマチの治療に有用性を有するであろうことを示唆したが、ヒトでのさらなる研究が必要であった(51)。加えていくつかの培養細胞と動物実験はガンマトコフェロールは抗炎症作用があることを示した(53, 54)

マルチビタミン-ミネラルサプリメント

一般的な合衆国の住民から抽出された87人の健康な男性と更年期以降の女性での無作為抽出、二重盲検、プラシーボ-対照試験による分析により、6ヶ月にわたる彼らの毎日のマルチビタミン-ミネラルのサプリメンテーションは 14%のCRP 値の低下の関与が見出された; もっとも大規模な低下はCRP ベースラインの高い人に見出された(64)。マルチビタミン-ミネラルサプリメントの毎日の使用はおそらくいくつかの微量栄養の栄養状態の改善の助けとなる、それは おそらく米国人の利益になるであろう、 なぜなら合衆国による調査によれば、 90%以上の集団はビタミンE、44% がビタミンA、31% がビタミンC、14%がビタミンB6 のEAR (推定平均必要量)を満たしていない(65)

フィトケミカル

カロテノイド

様々な食餌性フィトケミカルは体内での炎症の過程に影響する可能性がある。カロテノイドは植物によって合成される黄色、オレンジおよび赤色の色素で、いくつもの異なった生物学的な活性有する(参照、カロテノイド の章)。ある研究では、カロテノイドであるベータカロテンは、炎症誘発性の遺伝子の発現を酸化還元感受性の転写因子であるNFκ-B の活性化を抑制することによる抗炎症活性を示した。とくに、様々な炎症誘発性遺伝子の発現がベータカロテン処理で低下することが、エンドトキシンを用いて炎症を誘導したマクロファージによるin vitro(体外)での試験で見られ、同様にマウスを用いたin vivo(体内)試験においても見られた。カロテノイドであるリコペンとアスタキサンチンもまた細胞培養とモデル動物で抗炎症作用を示している(62-72)。リコペンを含むトマト、赤グレープフルーツ、赤いスイカ、グアバさらにアスタキサンチンを含むサケ、エビ、その他のシーフードが日常的な栄養源である(73)

加えて、抗炎症作用の推定されたカロテノイドはヒトで試験されている。いくつかの疫学研究は、アルファカロテン、ベータカロテン、ベータクリプトキサンチン、リコペン、ルテインおよびゼアキサンチンを含む特定のカロテノイドの血清中のレベルは、心臓血管疾患および一般的な炎症のマーカーである循環系のCRP 値と逆の関連性があることを示唆した(74, 75)。健康な、非喫煙の男性での四週間の無作為化比較試験では、毎日カロテノイドが豊富な野菜と果物8種の提供はCRP レベル低下に関与した、しかしこの研究の著者らの観察では四週間の間の血中のビタミンC あるいはE の変化はなかった(76)

果実および野菜を摂ることは総じて、CRP 値および他の炎症のバイオマーカーと負の関連性がある(77-79)。2つの小規模な介入試験では、トマトジュースあるいはトマトベースのソフトドリンクを摂ることは炎症マーカーの減少に関連した(80, 81)。しかし他のリコペンの以外のビタミンC のようなトマトの成分は炎症の過程に部分的な効果がある場合がある。リコペンあるいは他のカロテノイドが炎症の減少と関連した疾病のリスク減少に役立つかを決定づける大規模な臨床的な試行が必要である。カロテノイドの心臓血管疾患予防についての詳細は、カロテノイドの章を参照。

フラボノイド

抗炎症作用を有するもう一つの部類の植物化学物質はフラボノイドであり、フラボノイドは、フラバノール、フラボノール、フラバノン、フラボン、イソフラボンおよびアントシアニジンのようないくつかのサブクラスで構成される大きな一群である。フラボノイドの一般的な栄養源についての情報は、フラボノイドの記述の中の表を参照。いくつかのin vitro (体外)の研究結果と少しの動物実験によるin vivo (体内)の研究、様々なフラボノイド、ケルセチン、ケンフェロールおよびゲニステインは抗炎症作用の性質を有している事を示した(51 と82に総説されている)、しかしながら、炎症の過程における近年のヒトでのフラボノイド摂取の効果の研究は限定的である。一般的に、フラボノイドのバイオアベイラビリティは、吸収がわずかであることと排出が迅速であるために比較的弱い。いったん吸収されたフラボノイドは迅速に代謝され様々な形の代謝産物になる。それゆえ、in vitro での研究は高濃度の(代謝産物よりむしろ)生理的に適切でないであろう親化合物を用いて行われている。加えて実験動物を用いて得られた結果は直接ヒトに当てはめることができない可能性がある。

全国健康・栄養調査(NHANES) 1999-2002 のデータ解析によれば、合衆国の成人での横断研究においてフラボノイド類の総摂取量は血清中のCRP 濃度と逆の相関が示された (83)。同様の逆の相関が、フラボノール、アントシアニジンおよびイソフラボンの摂取でみられ、それだけでなくフラボノイドである、ケルセチン、ケンフェロール、ゲニステイン、ジアゾゼイン、マルビジンおよびペオニジンを個別に選択して摂取してもみられた。これら全ての関係は果物と野菜の摂食に依存しないものだった(83)。しかしながら、ほぼ9年間にわたるWomen’s Hearth study に参加した38,018人に関する、プロスペクティブ(前向き)コホート研究では、フラボノイドの摂取と血中のCRP量および2型糖尿病との関連性は見出されなかった(84)。 この研究では、フラボノイドに富んだリンゴの摂食は顕著に2型の糖尿病のリスク低下に関連付けられた、しかしこのような効果は必ずしもフラボノイドによるものではない可能性もある(LPI research newsletter Why Apples are Healthy を参照)。茶もまた高濃度のフラボノイドを含む、そして日常的に茶を摂ることは炎症に関連した慢性疾患、たとえば心臓血管疾患やガンの予防に役立つであろう(Tea の章を参照)。

他の食餌性ファイトケミカル

6週間の、プラシーボ-対照試験において20人の健康な成人が 20% レスベラトロールをふくむPolygonum cuspidatum (コジョウコン)を摂食すると(40 mg/日のトランスレスベラトロールと同等)血中のTNF-アルファ、炎症誘導性サイトカインが低下し、またNFκB の核(訳注, 核酸?)への結合、炎症誘導性の転写因子が低下した(85)。他の植物化学物質、すなわちクルクミンおよびニンニク由来の物質は主に培養細胞や動物実験で抗炎症の性質を示している(他の章のクルクミンとニンニクを参照)。加えて多量の香辛料、ショウガの投与はラットで抗炎症作用を示す(86)。これらの植物化学物質の炎症のプロセスあるいはヒトの疾病におよぼす効果を決定づけるための大規模な無作為化比較試験が必要である。

他の食餌性物質

アルファリポ酸は自然に存在する物質で体内での合成量はわずかである。それもまた食餌のトマトや緑色野菜、アブラナ科野菜およびその他の食品から摂取される。体内でのアルファリポ酸はエネルギーを発生させるミトコンドリアの重要な酵素の補因子として機能をしている。しかしながら、ダイエタリーサプリメントとして提供されたとき、アルファリポ酸は恐らく抗酸化および抗炎症機能を含む多くの作用を示すだろう。培養細胞と動物実験による研究結果はこの物資は抗炎症の性質をもっていることを示した(総説87)、しかしヒトでのデータは極めて限定的である。ある小規模な4週間のアルファリポ酸(300 mg/日)を用いた小規模なメタボリックシンドロームの患者に対するプラシーボ-対照試験では炎症マーカーであるインターロイキン6の血中レベルが15%低下した(88)

生活習慣の要因

動物とヒトでの研究で身体的な運動が急性および慢性いずれにおいても炎症を低下させる、このことはCRP および特定の炎症誘発性サイトカインを測定することで見出されている。さらにいえば、日常の身体的な運動が肥満や炎症に関与した慢性疾患のリスク低減に重要である。しかしながら過激な運動は全身の炎症を増大させる可能性がある。例えば、アスリートのオーバートレーニング症は全身の炎症に関与し、免疫機能が抑制される(91)。いくつかの研究は節度あるアルコールの摂取は心臓血管疾患のリスクだけでなく、全ての原因による死亡率を低下させることを示している(アルコール飲料の章参照)。なお、喫煙を止めることはCRP や他のバイオマーカーの減少させることが報告されている(92, 93)


Authors and Reviewers

Written in August 2010 by:
Victoria J. Drake, Ph.D.
Linus Pauling Institute
Oregon State University

Reviewed in August 2010 by:
Adrian F. Gombart, Ph.D.
Associate Professor
Department of Biochemistry and Biophysics
Principal Investigator, Linus Pauling Institute
Oregon State University

This article was underwritten, in part, by a grant from Bayer Consumer Care AG, Basel, Switzerland.

Copyright 2010-2018  Linus Pauling Institute


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