植物性化学物質は、厳密には植物によって生成される化学物質と定義される。しかしこの用語は、必須栄養素ではないものの健康に影響するかもしれない植物由来の化学物質を表すことに一般的に使用されている。果物、野菜、豆類、全粒穀物、およびナッツの豊富な食事の健康への有益さを裏付ける豊富なエビデンス(科学的根拠)があるが、これらの効果が特定の栄養素や植物性化学物質によるものだとするエビデンスは限られている。植物性食品は生理活性化合物の複雑な混合物であるので、個々の植物性化学物質の潜在的健康効果の情報は、それらの植物性化学物質を含む食物の健康効果の情報にリンクしている。

詳細情報については、リストから植物性化学物質を選択のこと。

ライナス・ポーリング研究所の微量栄養素情報センター発信の食事性の植物性化学物質に関する情報は、「An Evidence-based Approach to Phytochemicals and Other Dietary Factors(植物性化学物質およびその他の食事性要因へのエビデンスに基づくアプローチ)」と題する本によって現在利用可能である。この本は ライナス・ポーリング研究所 または Thieme Medical Publishersから購入可能である。