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要約

  • ビタミンAは、多数の関連する化合物群の一般名称であり、果物や植物においてプロビタミンAあるいは既成ビタミンA(レチノール)として含まれる脂溶性化合物である。(詳細はこちら)
  • ビタミンAは、人体内の実質的にすべての細胞の成長と特殊化(分化)を制御することに関与している。ビタミンAは、胚発生、胎児発育中の臓器形成、正常な免疫機能、および眼の発達および視覚において重要な役割を果たしている。(詳細はこちら)
  • 世界中の予防可能な失明において、ビタミンA欠乏症はその主要因とされている。子供や妊娠中の女性においてしばしば認められる。ビタミンA欠乏症は、甲状腺および皮膚疾患だけでなく感染症に対する感受性の増加と関連している。(詳細はこちら)
  • 推奨されている摂取量(RDA)は、レチノール活性当量(RAE)で1日当たり700μg/日、男性については900μgRAE/日である。(詳細はこちら)
  • レチノイン酸および類縁体は、急性前骨髄球性白血病および種々の皮膚疾患において、薬理学的用量で治療に用いられている。(詳細はこちら)
  • 既成ビタミンAが豊富な動物性食品には、乳製品、強化シリアル、肝臓、および魚油がある。プロビタミンAカロテノイドは、サツマイモやほうれん草などのオレンジとグリーンの野菜に豊富に含まれている。(詳細はこちら)
  • 既成ビタミンAの過剰摂取においては強い毒性が認められ、妊娠前および妊娠中は特に禁忌とされている。これは、重度の先天性欠損をもたらす可能性があるためである。成人のビタミンAの許容上限摂取量(UL)は、1日当たり3000μgRAEに設定されている。 ULは、カロチノイド由来のビタミンAには適用されない。(詳細はこちら)

 

ビタミンAは、多くの関連化合物を包含する総称である(Figure 1)。レチノール(アルコール)及びレチナール(アルデヒド)が、しばしば既成ビタミンA(preformed Vitamin A)のことをさしている。レチナールは、体内で遺伝子転写に影響するといわれるビタミンAの形態であるレチノイン酸(レチノール酸)へ変換される。レチノール、レチナール、レチノイン酸及び類縁化合物は、レチノイドといわれる。生体内でレチノールに変換されるβ-カロテンなどのカロテノイド類は、プロビタミンAカロテノイドと呼ばれる。数100種類のカロテノイド類が植物によって合成されるが、そのうちの約10%だけがプロビタミンAカロテノイドである (1)。以下の記述は、主に既成ビタミンA及びレチノイン酸に焦点をあてた内容である。

Figure 1. Chemical structures of beta-carotene, retinyl palmitate, all-trans-retinol, all-trans-retinal, 11-cis-retinal, all-trans-retinoic acid, 12-cis-retinoic acid, and 9-cis-retinoic acid.

機能

ビタミンA化合物は、レチニルエステル(例えばレチニルパルミテート)の形で主に肝臓に貯蔵される必須の脂溶性分子である。通常は、レチニルエステルは加水分解されて全トランス - レチノールを生成し、これは血流中に放出する前にレチノール結合タンパク質(RBP)に結合する。全トランス-レチノール/ RBP複合体は、全トランス-レチノールを末梢組織へ送るタンパク質であるトランスサイレチンに結合して循環する (2)。カイロミクロン中のレチニルエステルとしてのビタミンAは、特に早期にビタミンAを肝外組織に送る際に重要な役割を果たすことも知られている (3,4)

視覚

網膜(retina)は、目の裏側に位置している。光が水晶体を通過すると、網膜によって感知され、脳が認識するための神経インパルスへ変換される。レチノールは、循環系から網膜へ輸送され、網膜色素上皮細胞に蓄積する。ここで、レチノールがエステル化されレチノールエステルが生成され、貯蔵される。必要時に、レチノールエステルが分解(加水分解)し異性化され、11-cis-レチノールを生成し、それがさらに酸化され、11-cis-レチナールを生成する。11-cis-レチナールが、光受容体間マトリックスを通過し桿状体細胞へ到達し、その細胞内でオプシンと呼ばれるタンパク質と結合し視覚色素のロドプシン(視紅とも呼ばれる)を生成する。ロドプシンを伴った桿状体細胞は、極めて微量の光を検知でき、暗視能力にとって重要なものとなる。光の光子吸収が、11-cis-レチナールをall-trans-レチナールへの異性化を触媒し、結果としてそれらを放出する。この異性化が一連のイベントの引き金となり、視神経への電気信号を発生する。視神経により放出される神経インパルスが、脳へ伝達され視覚として認識される。all-trans-レチナールは放出されるとすぐにtrans-レチノールへ変換され、光受容体間マトリックスを通り網膜上皮細胞へ運ばれ、その結果視覚サイクルが完結する (2)。網膜で利用できるレチノールが不足すると、暗順応障害を起こし、いわゆる「夜盲症」になる。

Figure 2. The Visual Cycle. Retinol is transported to the retina via the circulation, where it moves into retinal pigment epithelial cells. There, retinol is esterified to form a retinyl ester that can be stored. When needed, retinyl esters are broken apart (hydrolyzed) and isomerized to form 11-cis-retinol, which can be oxidized to form 11-cis-retinal. 11-cis-retinal can be shuttled to the rod cell, where it binds to a protein called opsin to form the visual pigment, rhodopsin (also known as visual purple). Absorption of a photon of light catalyzes the isomerization of 11-cis-retinal to all-trans-retinal and results in its release. This isomerization triggers a cascade of events, leading to the generation of an electrical signal to the optic nerve. The nerve impulse generated by the optic nerve is conveyed to the brain where it can be interpreted as vision. Once released, all-trans-retinal is converted to all-trans-retinol, which can be transported across the interphotoreceptor matrix to the retinal epithelial cell to complete the visual cycle.

遺伝子発現の制御

レチノイン酸(RA)異性体は、遺伝子発現に影響するホルモンとして働き、多くの生理プロセスに影響を及ぼす。all-trans-RA及び9-cis-RAは、細胞質内のレチノイン酸結合タンパク質(CRABP)のある細胞核へ輸送される。細胞核内で、RAはレチノイン酸受容体タンパク質と結合する。特異的に、all-trans-RAはレチノイン酸受容体(RAR)と結合し、9-cis-RAはレチノイドX受容体(RXR)と結合する。RARとRXRはRAR/RXRヘテロ二量体を形成する。これらへテロ二量体が、レチノイン酸応答エレメント(RARE)と呼ばれる染色体の制御領域と結合する。二量体は2つのタンパク分子の複合体である。ヘテロ二量体は2つの異なるタンパクの複合体で、ホモ二量体は同じタンパクの複合体である。all-trans-RA及び9-cis-RAとRAR及びRXRとの結合は、それぞれ複合体の遺伝子転写を可能とするため、特定タンパク質の合成に影響を及ぼす。RXRは、甲状腺ホルモン受容体(THR)やビタミンD受容体(VDR)ともヘテロ二量体を形成する。このように、ビタミンA、 甲状腺ホルモン及びビタミンDは、相互作用し遺伝子転写に影響する (3)。特定遺伝子の転写に対する促進と抑制によって、レチノイン酸は、高度に特殊な生理的役割である細胞の特殊化、すなわち細胞分化に大きな役割を持つ。ビタミンAに関係する多くの生理作用は、細胞分化における役割から起こると考えられる。

Figure 3. A Simplified Model of the Regulation of Gene Expression by Retinoic Acid (RA) Isomers. All-trans-RA and 9-cis-RA are transported to the nucleus of the cell bound to cytoplasmic retinoic acid-binding proteins. Within the nucleus, all-trans-RA binds to retinoic acid receptors (RAR) and 9-cis-RA binds to retinoid receptors (RXR). RAR and RXR form RAR/RXR heterodimers, which bind to regulatory regions of the chromosome called retinoic acid response elements (RARE). Binding of all-trans-RA and 9-cis-RA to RAR and RXR respectively allows the complex to regulate the rate of gene transcription.

免疫

ビタミンAは、免疫系の正常な機能に必要なため、一般に抗感染性ビタミンといわれる (4)。皮膚と粘膜細胞(気道、消化器官及び尿路を覆う細胞)は、バリアーとして働き、感染に対する生体内の最初の防御ラインを形成する。レチノールとその代謝物は、これらの細胞の完全性と機能性の維持に必要である (5)。ビタミンA及びレチノイン酸(RA)は、免疫反応に重要な役割を持つリンパ球などの白血球細胞の発生や分化に中心的役割を果たす。免疫系の主な制御細胞であるT-リンパ球の活性化が、RARのall-trans-RA結合に必要と考えられる (3)

成長と発達

ビタミンAの過剰と欠乏は、両方とも先天性異常を起こすことが知られている。レチノール及びレチノイン酸(RA)は、胎児の発育に必須である (4)。胎児の発育中に、RAは、手足の発達及び心臓、眼及び耳の形成に機能を果たす (6)。さらに、RAは、成長ホルモンに対する遺伝子発現を制御することが認められている。

赤血球の産生

全ての血液細胞と同様、赤血球細胞は、幹細胞と呼ばれる前駆細胞から生成する。幹細胞は、正常な赤血球細胞への分化に関して、レチノイドに左右される。さらに、ビタミンAは、赤血球細胞中の酸素運搬体であるヘモグロビンへ導入するために、鉄を貯蔵部位から発達中の赤血球へ移動させることを助長する (2,7)

栄養成分との相互作用

亜鉛

亜鉛欠乏は、いくつかの点でビタミンA代謝を阻害すると考えられる。(1) 亜鉛欠乏は、循環により組織(網膜など)へレチノールを輸送し、またレチノールの潜在毒性から器官を保護する、レチノール結合タンパク質(RBP)の合成を低下させる。(2) 亜鉛欠乏は、肝臓における貯蔵型であるパルミチン酸レチニルからレチノールを遊離する酵素の活性を低下させる。(3) 亜鉛は、レチノールをレチナールに変換する酵素に必要である (8,9)。現在のところ、人におけるビタミンA栄養状態に及ぼす亜鉛欠乏の健康影響は不明である (10)

ビタミンA欠乏は、鉄欠乏性貧血を悪化させる可能性がある。ビタミンA補給は、鉄欠乏性貧血に有効であり、子供や妊婦における鉄の栄養状態を改善する。ビタミンAと鉄の補給の組み合わせは、それぞれの単独補給より、貧血抑制に有効と思われる (11)。さらに、ラットの実験から、鉄欠乏がビタミンAの血漿中レベルと肝臓中レベルを変化させることが報告されている (12,13)

欠乏症

ビタミンA欠乏と視力

開発途上国の子供の間でのビタミンA欠乏は、主要な予防可能である視力喪失の原因である (14)。ビタミンA欠乏の初期の形跡は、暗所順応障害や夜盲症である。軽度のビタミンA欠乏は、「ビトー斑点」と呼ばれる結膜(眼の隅)中の変化を引き起こす。重度または継続的なビタミンA欠乏は、眼球乾燥症(ドライアイ)と呼ばれる症状を起こし、それは角膜(眼の透明膜)細胞の変化で特徴付けられ、最終的に角膜潰瘍、角膜瘢痕及び失明を起こす (4,9)

ビタミンA欠乏と感染症

ビタミンA欠乏は、栄養的な後天性免疫不全疾患とみなすことができる (15)。ごく軽度のビタミンA不足の子供でさえ、ビタミンA供給が十分な子供と比較して、感染症による高い死亡率のみならず、呼吸器疾患や下痢などの高い罹患率を示す (16)。ビタミンA補給は、ビタミンA欠乏が日常的な途上国における下痢やはしかに関連する重症度や死亡率を減少させることが認められている (17)。感染が発症すると極めて速やかに血中のレチノール濃度が低下する。この現象は、一般に、肝臓によるレチノール結合タンパク質(RBP)の合成低下に関係するといわれている。このように、ビタミンAの不十分な栄養状態が、感染症からの重症度や死亡確率を高めることと関係するため、感染が悪循環を亢進する。一方で、最近の4つの研究レビューから、ビタミンA補給は、母親から子へのHIV伝染の抑制には効果がないと結論付けられた (19)。ある研究では、ビタミンAが欠乏しているHIV感染女性が、乳児へ3~4倍HIVを伝染させやすいことが認められた (20)

推奨栄養所要量(RDA)

ビタミンAに対するRDAは、2001年に、米国医学研究所の食品栄養委員会(FNB)により改訂された。最新のRDAは、正常な生殖機能、免疫機能、遺伝子発現及び視力を維持するために、体内中で適切なビタミンA蓄積に必要な量(4ヵ月)に基づいている(21)。下の表に、レチノール当量(RAE)(μg)及び国際単位(IU)の両方のRDA値を示した。これらの単位の詳細情報はRAE章を参照。

表1 既成ビタミンAとしてのビタミンAの推奨栄養所要量(RDA)(レチノール活性当量)
人生 年齢 男性:μg/日(IU/日) 女性:μg/日(IU/日)
乳児 (目安量AI) 0-6ヵ月 400 (AI) 400 (AI)
乳児 (目安量AI) 7-12ヵ月 500 (AI)  500 (AI)
子供 1-3歳 300 300
子供 4-8歳 400 400
子供 9-13歳 600 600
青少年 14-18歳 900 700
成人 19歳以上 900 700
妊娠女性 18歳以下 750
妊娠女性 19歳以上 770
授乳女性 18歳以下 1,200
授乳女性 19歳以上 1,300

疾病予防

がん

培養細胞や実験動物における研究から、天然及び合成のレチノイドが、皮膚、乳、肝臓、結腸、前立腺その他の部位において、有意に発がんを抑制する能力があると報告されている (2)。しかしながら、既成ビタミンAの摂取とがんとの因果関係を試験したヒトの研究結果は、あまり明確ではない。

肺がん

少なくとも10の前向き研究により、後に肺がんを発症した人と発症しなかった人の間で、血中レチノールレベルが比較された。それらの中で、一つの研究だけから、血清中レチノールと肺がんリスクとの間に統計的有意な逆相関が認められた (22)。β-カロテン・レチノール有効性試験(CARET)の結果から、高用量のビタミンAとβ-カロテンが、肺がんの高リスク者では避けるべきであることが示唆された (23)。約9、000人(喫煙者とアスベスト曝露者)が、レチノール25、000 IUとβ-カロテン30 mgを1日当たりの処方量として投与され、一方で同数の人にプラセボが投与された。追跡4年後、肺がんの発症率は、対照群と比較し、補給群で28%高くなった。このような結果について考えられる説明は、タバコやアスベスト曝露により生成された肺の酸化的環境が、発がんに関与する異常な量のカロテノイド分解産物を生成させるのではないかということである。現在のところ、レチノールの効果は、喫煙者と非喫煙者で異なっているのかもしれないが、レチノール摂取の増量が、肺がんリスクを減少させることはなさそうである (22)

乳がん

レチノール及びその代謝物は、in vitroで乳がん細胞の生育を抑制することが認められているが、ヒトにおける食事からのレチノール摂取量の観察研究では、in vivoでこのことは確認されていない (24)。大部分の疫学研究からは、女性におけるレチノール摂取量と乳がんリスクとの間に有意な相関は認められていない (25-28) が、一つの大規模な前向き研究から、総ビタミンA摂取量が、乳がんの家族歴をもつ閉経前女性における乳がんリスクと逆相関が認められた (29)。レチノールの血中レベルは、既成ビタミンAとβ-カロテンのようなプロビタミンAカロテノイドの両方の摂取量を反映している。症例-対照研究からは、血清中レチノールレベルと血清中抗酸化物質レベルが、乳がんリスクと逆相関することが認められ (30)、2つの前向き研究からは、血中レチノール濃度と進行性乳がんのその後のリスクとの間に有意な相関は認められなかった (31,32)。現在のところ、既成ビタミンAまたはレチノールの摂取量増加が、人において乳がんリスクを減少させるという証拠はほとんどない。

疾病治療

レチノイドの薬理学的用量(上限レベルも参照)

レチノイドは、網膜色素変性、急性前骨髄球性白血病及び様々な皮膚疾患などのいくつかの症状を治療するために薬理学的用量で使用される。天然または合成のレチノイドの高用量処置が、体自体の制御メカニズムを無効としないように注意することが重要である。従って、レチノイド治療は、潜在的な副作用と毒性を伴う。さらに、全てのレチノイド化合物は、先天性異常を起こすことが認められている。そこで、妊娠する可能性のある女性は、これらの薬物治療を避けるべきである。レチノイドは、作用期間が長い傾向にある。副作用や先天性異常は、レチノイド治療を止めた数ヵ月後に起こることが報告されている (2)。以下に議論するレチノイドは処方薬のことであり、医師の管理下で用いるべきである。

網膜色素変性(Retinitis pigmentosa)

網膜色素変性とは、目網膜中の光受容体細胞(桿状体と錘状体)に進行性の消失を起こす広い範囲での遺伝性障害のことをいう (33)。網膜色素変性の初期症状は、暗所順応の損傷と夜盲症であり、その後時間の経過とともに周辺視覚と中心視覚が徐々に低下していく。一般的な網膜色素変性の症状を持つ600人以上被験者による無作為化比較対照試験(randomized controlled trial)の結果から、既成ビタミンA(レチノール)を4、500 μg(15、000 IU)/日で補給することにより、4~6年の期間で有意に網膜機能の低下を遅らせることが示唆された (34)。対照的に、ビタミンEの400 IU/日補給は、程度は低いが有意に網膜機能の低下を強め、一般的な網膜色素変性患者の治療に、長期間のビタミンA補給は有効であるが、代表的なマルチビタミンにみられるような高いレベルでのビタミンE補給は避けるべきであることを示唆していた。これらの患者の12年までの追跡調査からは、過剰なビタミンA摂取から起こる肝毒性のいかなる徴候も認められなかった (35)。網膜色素変性の過程を遅らせるための高用量ビタミンA補給は、医師の指示を必要とし、妊娠の可能性がある場合は服用を中止しなければならない(「安全性」参照)。

急性前骨髄球性白血病(Acute promyelocytic leukemia)

骨髄における正常な骨髄幹細胞の分化は、血小板、赤血球細胞及び免疫反応に重要な白血球細胞を誘導する。それらの幹細胞の分化異常は、未成熟の白血病細胞の増殖をもたらし、白血病を引き起こす。レチノイン酸受容体(RAR)の突然変異が、急性前骨髄球性白血病(APL)と呼ばれる特異的な白血病患者で発見された。all-trans-レチノイン酸またはall-trans-パルミチン酸レチニルにより処置で、正常な分化状態を回復し、数名のAPL患者における症状改善になる (2,18)

皮膚の疾患

天然と合成のレチノイドは、両方とも皮膚障害治療の医薬品として使用されている。エトレチネートとアシトレチンは、乾癬(白い鱗屑に覆われた赤い班を特徴とする慢性皮膚疾患)の治療に有効なレチノイドであり、トレチノイン(レチン-A)とイソトレチノイン(アキュテイン)は、重度のニキビ(痤瘡)治療に有効である。レチノイドは、皮膚の成長因子やそれらの受容体の転写にほとんど影響を及ぼさないとされる (2)。妊娠女性によるレチノイドの薬物服用は、先天性異常を起こす(「妊娠中の安全性」参照)。

摂取源

レチノール活性当量(RAE)

各種の食事からのビタミンA摂取源は異なる利用能を持つ。例えば、β-カロテンは、レチノールよりは吸収が容易ではなく、体内でレチナールやレチノールに変換される必要がある。最も新しいビタミンA単位に対する国際基準はレチノール活性当量(RAE)で、ビタミンA活性をレチノールとして表現する。サプリメントとして供給される油脂中のβ-カロテンの2 μgは、体内でレチノール1 μgに変換され、RAE比は2:1になる。一方、体内でレチノール1 μgを供給するために、食品からのβ-カロテン12 μgが必要で、食事からのβ-カロテンのRAEは12:1である。他の食品中のプロビタミンAカロテノイドは、β-カロテンほど容易に吸収されないため、RAE比は24:1になる。β-カロテンと他のプロビタミンAカロテノイドのRAE比を下表に示す (21)。今なお一般的に使用される古い国際標準は、国際単位(IU)である。1 IUはレチノール0.3 μgに相当する。

表2 β-カロテンその他のプロビタミンAカロテノイドについてのレチノール活性当量(RAE)比
摂取量 レチノールへの体内変換量 RAE比
食事またはサプリメントのビタミンA 1 μg レチノール 1 μg 1:1
サプリメントのβ-カロテン 1 μg レチノール 1 μg 2:1
食事からのβ-カロテン 12 μg レチノール 1 μg 12:1
食事からのα-カロテン 24 μg レチノール 1 μg 24:1
食事からのβ-クリプトキサンチン 24 μg レチノール 1 μg 24:1
* 1 IUは、レチノール 0.3 μgに相当し、レチノール 1 μgは、レチノールの3.33 IUに相当する。

食事摂取源

遊離のレチノールは食品中には一般には存在しない。レチノールの前駆体及び貯蔵形態であるパルミチン酸レチニルが、動物由来食品に認められる。植物は、ビタミンA前駆体であるいくつかのカロテノイドを含む(α-カロテン、β-カロテン及びβ-クリプトキサンチン等)。黄色や橙色の野菜は有意な量のカロテノイド類を含有する。緑色野菜もカロテノイドを含むが、色素がクロロフィルの緑色に隠されている (1)。多くの良質なビタミンAの食品源を、レチノール当量(μg RAE)としてのビタミンA含量とともに下表に示した。レチノール活性が、主としてプロビタミンAカロテノイドに由来する食品について、カロテノイド含量とレチノール活性当量を示した。リコペン、ルテイン及びゼアキサンチンなど数種異なるカロテノイド含量を確認するために、USDA食品成分データベースを用いることが可能である。しかしながら、USDAデータベース中のビタミンA のIUは、様々なカロテノイドの生物学的利用能を考慮していない。カロテノイドを含む食品中のビタミンAについてのより正確なIU値を得るためには、RAEに3.33を乗ずる。

表3 Some Food Sources of Vitamin A
食品 一食 レチノール(μg) ビタミンA(RAE、μg) レチノール(IU)
タラ肝油 小さじ1杯 1,350 1,350 4,500
強化朝食用シリアル 一食 216 216 721
一個 80 80 270
バター 大さじ1杯 95 95 355
全乳 1杯(8液量オンス) 110 110 395
2%脂肪乳(ビタミンA添加) 1杯(8液量オンス) 134 134 464
無脂肪乳(ビタミンA添加) 1杯(8液量オンス) 149 149 500
スウィートポテト(缶詰) 1/2杯 (マッシュド) 0 555 11,091
スウィートポテト(ベークド) 1/2杯 0 961 19,218
かぼちゃ(缶詰) 1/2杯 0 953 19,065
ニンジン(生) 1/2杯 (千切り) 0 534 10,692
カンタループ(メロン種) 1/2 (中玉) 0 466 9,334
マンゴー 1果実 0 181 3,636
ほうれん草 1/2杯 (調理) 0 472 9,433
ブロッコリー 1/2杯 (調理) 0 60 1,207
ケール 1/2杯 (調理) 0 443 8,854
コラード(チリメンキャベツ) 1/2杯 (調理) 0 361 7,220
トウナス、バタグルミ 1/2杯 (調理) 0 572 11,434

サプリメント

サプリメント中の既成ビタミンA(レチノール)の基本的な形態は、パルミチン酸レチニルと酢酸レチニルである。β-カロテンもサプリメント中の一般的なビタミンA供給源で、多くのサプリメントはレチノールとβ-カロテンを組み合わせて供給される (36)。サプリメント中の総ビタミンA含量の割合がβ-カロテンに由来する場合、この情報がビタミンAのサプリメント表示ラベルに加えられる(「サプリメント表示ラベル」参照:注)別文書)。米国で入手できるほとんどのマルチビタミン補助食品は、ビタミンAを1、500 μg(5、000 IU)供給しているため、ビタミンAに対する現在のRDAより多くなる。このことは、サプリメント表示についてFDAが用いる一日摂取量(DV)が、最新のRDAよりもむしろ1968年に設定されたRDAに基づいているためで、マルチビタミンサプリメントは、一般的にほとんどの栄養成分ついてのDVの100%を供給している。レチノールの5、000 IU/日摂取量は、高齢者における骨粗鬆症のリスク増加と関係しているため(「安全性」参照)、会社によっては、マルチビタミンサプリメント中のレチノール含量を750 μg(2、500 IU)まで下げているところもある。

Figure 4. An Example of a Multivitamin/Mineral Supplement Label. 50% (2,500 IU) of vitamin A is supplied as beta-carotene, while the rest (2,500 IU) is supplied as retinol.

安全性

毒性

ビタミンA毒性により起こる症状は、「ビタミンA過剰症」と呼ばれる。これは、カロテノイドではなく既成ビタミンAの過剰摂取により起こされる。既成ビタミンAは速やかに吸収され、体内からの排泄は遅い。したがって、既成ビタミンAによる毒性は、実際には、短期間の高用量曝露またはかなり低い摂取量による慢性曝露から起こる (2)。急性のビタミンA毒性は比較的まれで、症状には、吐き気、頭痛、倦怠感、食欲不振、めまい、皮膚乾燥(乾燥肌)、落屑(外側皮膚の喪失)及び脳水腫などである。慢性毒性の徴候は、かゆみを伴う皮膚乾燥、落屑、食欲不振、頭痛、脳水腫及び骨・間接の痛みなどである。また、乳児におけるビタミンAの毒性症状は、泉門(胎児・乳児の頭蓋骨にある膜でおおわれた間隙)の隆起である。ビタミンA過剰症が重度の場合、肝障害、出血及び昏睡を起こす可能性がある。概して、毒性の徴候は、RDAの10倍(8、000~10、000 μg/日、または25、000~33、000 IU)以上のビタミンAの長期摂取に関係している。しかしながら、潜在性(無症状性)のビタミンA毒性が特定集団に懸念があるかどうか判断するためには、さらに研究が必要である (37)。高齢者、慢性アルコール摂取者及び高コレステロールに対する遺伝的素因をもつ人々など、いくつかの集団が、比較的低用量で毒性を受けやすい可能性があるとの証拠がある (8)。2001年1月に、米国医学研究所の食品・栄養委員会(FNB)は、成人に対するビタミンAの耐容上限摂取量(UL)を、既成ビタミンAとして3、000 μg(10、000 IU)/日に設定した (21)

表4 既成ビタミンA(レチノール)に対する耐容上限摂取量(UL)
年齢群 UL μg/日 IU/日*
乳児 0-12ヵ月 600 2,000
子供 1-3歳 600 2,000
子供 4-8歳 900 3,000
子供 9-13歳 1,700  5,667
青少年 14-18歳 2,800 9,333
成人 19歳以上 3,000 10,000
*1 IUは、レチノール 0.3 μgに相当し、レチノール 1 μgは、レチノールの3.33 IUに相当する。

妊娠中の安全性

正常な胎児発育には十分なビタミンA摂取量が必要であるが、妊娠中の過剰な既成ビタミンA(レチノール)摂取は、先天性異常を誘発するといわれている。3、000 μg/日(10、000 IU/日)未満の用量でのサプリメントからの既成ビタミンAでは、ビタミンAに関係する先天性異常のリスク増加は認められていない (21)。米国における多数の商品に既成ビタミンAが添加されているため、妊娠女性は、1、500 μg(5、000 IU)以上のビタミンAを含むマルチビタミンまたは出産前サプリメントを避けるべきである。β-カロテン由来のビタミンAが、先天性異常のリスクを高めることは知られていない。レチノールの合成誘導体であるエトレチネートやイソトレチノイン(アキュテイン)は、重い先天異常を誘発することが知られ、妊娠時または妊娠する可能性がある場合、摂取してはいけない (38)。もう一つのレチノール誘導体のトレチノイン(レチン-A)は、皮膚に塗布する局所剤として処方されている。局所からのトレチノインが全身吸収される可能性があるため、妊娠中での使用は推奨されない。

ビタミンAの高摂取は骨粗鬆症リスクを高めるか?

いくつかの研究結果から、ビタミンA摂取量が、骨ミネラル密度(BMD)や骨折リスクの及ぼす有害影響と関係しないことが示されている (39-41)。しかしながら、いくつかの前向き研究の結果からは、1、500 μg/日(5、000 IU/日)を超える既成ビタミンAの長期間摂取が、高齢の男女において、骨粗鬆症性骨折及びBMD低下のリスク増加と関係することが示唆されている (42-44)。この摂取レベルはRDAの700~900 μg/日(2、300~3、000 IU/日)より高いが、実質的にはULの3、000 μg/日(10、000 IU/日)よりは低い。β-カロテンではなく既成ビタミンA(レチノール)の過剰摂取だけが、骨の健康への悪性影響と関係があった。これらの観察研究からは、過剰のレチノール摂取と骨粗鬆症との間の関係に関する根拠を得ることはできないが、限られた実験データでは、過剰のレチノールが、骨吸収を亢進する可能性 (45)、あるいはカルシウムバランスを維持するビタミンDの作用を阻害する可能性  (46) が示唆されている。米国において、5、000 IU/日を超えるレチノール摂取量は、定期的にマルチビタミンサプリメントやいくつかの朝食シリアルなどの強化食品を摂取する人々では容易に到達することができる。影響範囲のもう一方では、有意な数の年配者はビタミンA摂取量が不足しており、それもまたBMD低下と関係がある。ある高齢男女の研究では、BMDが、RDAに近いビタミンA摂取量が最適であることが認められた (43)。サプリメントや強化食品が現在のビタミンAに対するRDAを反映するように改良されるまで、ビタミンAを2、500 IU含むマルチビタミンサプリメント、または最低50%がβ-カロテンに由来するビタミンAを5、000 IU含むマルチビタミンサプリメントを求めることは有意義ではある(「サプリメント表示例」参照)。

薬物との相互作用

慢性のアルコール摂取は、ビタミンAの肝臓蓄積を枯渇させ、アルコール誘発性の肝障害の原因になる (47)。一方で、既成ビタミン(レチノール)の肝毒性は、慢性アルコール摂取により亢進されるため、アルコール依存症におけるビタミンA補給のための治療幅を狭めることになる (48)。エストロゲンやプロゲスチンを含む経口避妊薬は、肝臓によるレチノール結合タンパク質(RBP)合成を増進させ、血中におけるRBP-レチノール複合体の排出を増加させる。これがビタミンAの食事からの必要量を増加させるかどうか不明であるが、レチノイドやアシトレチン、all-trans-レチノイン酸、ベキサロテン、エトレチネート及びイソトレチノイン(アキュテイン)などのレチノイド同族体は、ビタミンA毒性のリスクを高めるため、ビタミンAサプリメントといっしょに使うべきではない (36)

ライナス・ポーリング研究所の推奨

ビタミンAに対するRDA (女性2、300 IU/日、男性3、000 IU/日)は、正常な遺伝子発現、免疫機能及び視覚を維持するために十分な量である。しかしながら、ライナスポーリング研究所の推奨に従って毎日マルチビタミン/ミネラルのサプリメントを摂取することは、高齢者における骨の健康に及ぼす悪性影響と関係する量である、レチノールとして5、000 IU/日のビタミンAを供給することになる。このため、我々は、2、500 IU(750 μg)くらいの既成ビタミン(通常、ビタミンA酢酸塩またはビタミンAパルミチン酸塩と表示される)、及びβ-カロテンとして2、500 IU程度の追加のビタミンAを供給するマルチビタミン/マルチミネラルのサプリメントをとることを推奨した。作用の強いビタミンAサプリメントは、毒性リスクがあるため、医師の指導なく使用すべきではない。

高齢者(65歳以上)

現在、高齢者におけるビタミンA必要量が、若い成人の必要量と異なるという証拠はほとんどない。さらに、ビタミンAの毒性は、高齢者では、若い成人より低い用量で発生する可能性がある。ライナスポーリング研究所の推奨に従って毎日マルチビタミン/ミネラルのサプリメントを摂取することは、高齢者における骨の健康の悪影響と関係する量である、レチノールとして5、000 IU/日供給することになる。このため、我々は、2、500 IU(750 μg)くらいの既成ビタミンA(通常、ビタミンA酢酸塩またはビタミンAパルミチン酸塩と表示される)、及びβ-カロテンとして2、500 IU程度の追加のビタミンAを供給するマルチビタミン/マルチミネラルのサプリメントをとることを推奨した。作用の強いビタミンAサプリメントは、毒性リスクがあるため、医師の指導なく使用すべきではない。


Authors and Reviewers

Originally written in 2000 by: 
Jane Higdon, Ph.D. 
Linus Pauling Institute 
Oregon State University

Updated in December 2003 by: 
Jane Higdon, Ph.D. 
Linus Pauling Institute 
Oregon State University

Updated in November 2007 by: 
Victoria J. Drake, Ph.D. 
Linus Pauling Institute 
Oregon State University

Copyright 2000-2018  Linus Pauling Institute


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